2015年4月3日金曜日

アイディアの源泉



2GのGT-R、特に32と33のキーのデザインは、
Z32のキーと共に当時としてはスペシャルな仕様で、
それこそがオーナーの証でした。
(Z32に至っては確か素材がチタンだったと思います)

自動車用品メーカーに勤務していた当時、
ノブやペダルの製造を発注していた
協力工場の専務さんが32GT-Rのオーナーで、
腰に下げたキーホルダーの中で異彩を放つそのキーを、
目で追いかけていた事を記憶しています。

このキーの価値に関しては、
GT-Rに心奪われた者であれば当然知り得ている事で、
車体と同じく重要な存在であり、
売却する際には車体と一緒に手放さなければならず、
記念にと、手元に残しておくことは難しいのです。

このシンボリックなキーと同じように日常的に使い且つ、
所有の証となり得るモノは何か・・・。
エンブレムやどこかのパーツよりも触れる機会が多く、
キーと同じように車体と対の存在で、
何よりも愛着を移入できる唯一無二のモノ・・・。
これこそが車体番号を刻印するという
GLAIVEシフトノブのアイディアの源泉で、
発想の原点は、GT-Rを手にした19年前まで遡ります。

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ところで32と33のキーですが、
ごく稀に折れる事があると聞いたこともあって、
5年ほど前から、比較的安価で入手可能な33用を常用しています。