2014年10月8日水曜日

ノブの重量



















こんにちは。
本日はノブの重量について少し。

GLAIVE(CH付き製品版) 約120g
GLAIVE(CH無し試作品A) 約135g
GLAIVE(CH無し試作品B) 約138g
純正 約80g
A社アルミ製 約120g
B社ジュラコン製 約135g
C社アルミ製 約105g
D社アルミ製 約150g
※CH=クーリングホール
※データは当社計測によるものです。

上記データは、GLAIVEシフトノブの開発時に、
テストで使用した試作及び一部の他社製品のシフトノブ単体の重量です。
個人的に重量差を一番感じる操作は3速から4速のシフトアップ時で、
5速のマニュアルミッションにおいて、
それは恐らく一番シンプルな操作だからだろうと考えておりますが、
通常の運転時において、重さによる操作への影響は、
明確には判らなかったのが正直な所です。
なので、重量は感覚に頼りながらの追求となりました。

まず、最も重いD社製に関しては、
卵型という形状のせいもあってか全般的な操作感が緩慢で、
早々に除外しました。
またGLAIVEの試作品AとBに関しては、単体で持った際に、
即座に「重い」、と答える方が多かったことから、
現実的なターゲットウエイトとして、A社製と同じ120g前後としました。

しかし、形状の方向性はほぼ決まっていたことから、
軽量化の手段はほとんどありませんでしたが、
コストの面で躊躇していた熱対策のクーリングホールが
それを兼ねることから、クーリングホールの追加を決定。
深さ40ミリ、直径2.5ミリの穴を7つ設けることで、20g前後の軽量化を実現。
ターゲットウエイトをクリアすることができました。

余談ですが、ノブに重量を求められることもあるようで、
純正オプションのノブ製作経験を持つ方とのお話した際、
ギア抜け抑制にためノブに重さを求められ、
トップ付近にウエイトを追加したという話も聞きました。
実際、当時の試作品を拝見させていただきましたが、
分解するとウエイトが入っており、結果重量も300g近かったと聞いています。

しかし、シフトチェンジは時に素早い操作を求められる故、
やはり適度に軽い方が有利ではないかと考えております。
そしてストリートユースにおいて、特に重要な要素はやはりデザイン。
そのデザインに関してはまた次の機会に。



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